子供の吃音に悩んでいました ②
しばらくは1人で悩んでいましたが、
その後、
地域の保健師さんに相談へ行きました。
「ちょっと聞いてもらおう」
そんなつもりで出かけたのですが、
話し始めると
ポロポロ涙がこぼれました。
ずっとピンと張り詰めていたものが
切れた瞬間でした。
相談の結果、
言語リハビリに通うことになりました。
初めて通院した日
言語聴覚士さんに言われたことを、
今でもよく覚えています。
「吃音は自然におさまっていく子もいるし
そのまま継続する子もいます。
“吃音を治す”
というよりは、
吃音も含めて、
まるごと子供さんのことを認めてあげるのが
大切ですね」
・・・。
前のように話せるようになること、
吃音がなくなること
そればかりにフォーカスしていた自分が
何だかとても小さく感じた
はじめての通院日でした。
その後は、
大きな波、小さな波があり
一喜一憂していましたが、
数年の経過を経て、少しづつ落ち着いていきました。
今でも、時々
「か、か、か、かあちゃん」
といった連発の吃音がみられることがありますが、
私は気にとめることもない程度です。
本人も、
気にしているとは思っていませんでしたが、
ある時、
吃音のことで涙を流して話してくれたことがありました。